月刊ぎふとプレミアム2025年6月号連載
「雑貨力 雑貨コンサルタントのアイデアnote」第5回補足ページ
連載「ギフト雑貨店のラッピングとPOP」本文で掲載しきれなかった図など補足します。
本文と併せてご覧ください。全ての文章の著作権は富本雅人にあります
ラッピング
基本の百貨店包装・人気雑貨店のラッピング
フォーマル度(正式な進物)が高くなればなるほど包装のルールも細かい。また販売地域での習慣やルールもあるので配慮したい。
百貨店をはじめとするギフト専門小売店では正式かつ基本の包装マナーを紹介解説している。またギフトの扱いに注力している雑貨店、ライフスタイル店もフォーマル、カジュアルギフトの包装に工夫があり参考にしたい。
包装手法
基本の包装
基本的な包装方法の参考例。ネット上でもラッピング方法はたくさん紹介されているのでご参考に。
斜め包み
合わせ包み・進物包装
祝儀、不祝儀
人気雑貨店のラッピングイメージ
雑貨店・ライフスタイル店を中心とした2010年代の包装の様子。工夫やセンスで参考になる点も多い(著者撮影)。
- ディーンアンドデルーカ
- ディーンアンドデルーカ
- 低コストでも洒落た雑貨店のラッピング
- ダルトン
- ダルトン
- アフタヌーンティー
- アフタヌーンティー
- 個人店メデル
- アクセント
- アクセント
- ビーカンパニー
- 個人店タリ
- キャトルセゾン
- マディ
- トウディズスペシャル
- 文具店シックス
- 文具店スミス
- 文具店スミス
- フランフラン
- フランフラン
- ロフト
- ロフト
- ルマガザン/jun
- 東急ハンズクリスマス
- wrapping image
- unico
- コベントガーデン
- 店内での展示でお客様に気づきを
- 店内での展示でお客様に気づきを
- 店内での提案方法
著名店舗(ギフト包装)ページリンク
各店のギフトサービスもリサーチ。雑貨ギフトに限らず他の分野の様々な店も包装サービスを提案しているので実店舗を訪問して確認してみましょう。


POP-参考例/制作ルールほか
コンビニ、スーパー、ファッション店……雑貨・ギフト店に限らず、ほぼ全ての小売店の店頭には各種POPが掲示されている。ぜひ実際の店頭でPOPの種類やその狙いをリサーチしてください。
POPの種類と役割例
タイトル・テーマ・ブランドPOP
「大分類」比較的大きめのサイズ。ボード以外にフラッグや垂れ幕、オブジェ、モニターなどを利用することも。そのコーナーや什器全体の商品のコーディネートの意味を明快に表現するべき。一眼でわかるアイキャッチになるデザインが望ましい。言葉やキーワードは目立ったり印象に残るわかりやすく短いものが適している。
例:各歳時期、酷暑対策、防寒、back to school、トレンド発信、昭和レトロ特集、SALE、各ブランドやメーカー名、国地域名など
ブランド・商品ラインなどのグループPOP
「中分類」その棚や一角を説明するPOP。商品ラインや同一デザイングループなどを説明。そのブランドやメーカーの成り立ちや特長を記す。
単品商品解説POP
「小分類、単品」ショーカード、プライスカード。大きくとも名刺サイズまで。単品の説明。価格、サイズ、商品名などを記す。商品自体の購入判断をするための重要なPOP。一点づつの添付で雑然とする場合は、数種類まとめた代表的なカードでも可能(商品ごとに値札を付けている場合)。
店頭POPスナップ 雑貨店
手書きのPOPのメリット
楽しさ、素朴、親しみやすさ、お買い得を感じさせる。筆記具があればすぐ作成が可能。作成した人の個性が見える。ドンキホーテ、ヴィレッジヴァンガードなどの手書きPOP人気がきっかけの「手書きPOPブーム」を通して一般に浸透している。
PCワープロ、スマホ作成POPのメリット
高級感、洗礼された印象、知的、信頼感あるイメージ。POP作りの流れをシステム化していれば印刷やデザインにかける時間は効率的。ルールやデザイン方針を決定していれば作成する人を選ばない=だれでも作成可能。
時には必要最小限のPOPで
センスの良いパッケージをPOP的にVMDに利用(このブランドの認知度の高いお客様が多い店舗だから可能)。
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ぎふとプレミアム誌(ビジネスガイド社刊)